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オロフレOnly

Author:オロフレOnly
遠ざかっていた山を20数年ぶりに復活させ13年。春夏秋冬、週一で一つの山だけを登っています。また封印していたクライミングを2017年春から再開。

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旧ブログ2007/6/27~2011/11/27 

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まとめ

来馬岳北東面の偵察


低気圧で荒れた4/26(日)の道東、道南は30~40cmの大雪。
同じ太平洋側でもこの地域は雨で、左右の南と東が大荒れとは珍しい気象でした。

今日は先週予定していた来馬岳北東面の偵察に向かう。
ルートは来馬岳頂上からオロフレ山方面に向かい、1077峰手前のコルから北東面を右手に見ながら下る。

新登別温泉付近から路肩に降雪の跡が残っており、「山の積雪はどの程度かな」と思いながら車を走らせる。

入山4時55分。気温-3℃。快晴。低山とはいえ、早朝のシャキッとした春山気分を味わえる。(でも2時間くらい)




DSCF0049.JPG5合目の標識は埋まっていたが、10日前見えなかった6合目は顔を出している。

登山口からゲレンデ下部は地肌が少し露出。
中、上部はしっかりした雪面で、つま先キックステップで快適。

昨日と思われるスキーのトレイルと滑走跡が登山口~頂上まで続いていた。



















頂上から珍しく、地元登山者が多く通う、カムイヌプリ、室蘭岳(裏沢も)がハッキリ見える。

夏の頂上からは木立が邪魔をして見えず、冬もオロフレ通行止め時の荒天頂上。

そのため、この景色を見たことがほとんど無かったような気がする。








1040来馬岳頂上~958コル~1043ピーク~983コルの手前。

左にニセコアンヌプリ、羊蹄山。正面に1077峰。











来馬岳北東面を右手に見ながら、場所々で写真を撮りながら下る。

下り始めは積雪期の山スキーダウンヒルコースを取る。











途中から小さなギャップを数ヶ所越えて北東面の正面に向かう。

基部を流れる沢本流に出合うところまで。(沢は雪で埋まっている)











近づいて真正面から見ると高度感も斜度もあまり感じられない。

前回登ったBルート。どちらにするか迷ったCルート。

Aルートはスッキリしたカール状のBルートからの枝で、登った時は気がつかなかった。

双眼鏡で見ると狭い中に潅木が多そうだ。

しかし、ピークに突き上げているのは見逃せない。




DSCF0049.JPGしばらく下った下流方面。

前回、北東面基部まで登った時は一度渡渉したが、今日は右岸を忠実に下ってみた。


















来馬岳とオロフレ山という狭いエリアで遊ぶためいろいろ考えるものです。

積雪期だからこそ応用が利くのかも知れませんが、嬉しくも楽しくもある山域なのは確かです。





季節変わりの雨と雪  4月26日(日)


今日は雨天中止。
シーズンを通して冬の前後に一度くらいあり、一番嫌いな時期にあたる。

カルルスゲートの時間規制(9:00)の解除が明日(4/27)なので、以降、早朝入山が可能になる。
ただ、展望台に至るゲート開通予定は6月15日。それまで一般登山者は少なくオロフレ山の静けさはしばらく続くようだ。
昨年は5月29日に開通しており、融雪状況に応じて変更されるとは思う。




あと1ヶ月ほど残雪期登山が残っているが、今シーズンをまとめてみた。

08年11~12月
例年通り展望台ゲートからの夏道ルート。(沢が雪で埋まらない限り本ルートのみ)
頂上への条件は、風弱く好天でラッセル負荷の少ないこと。
新雪期の深ラッセル、強風(吹雪)状況では時間を要し、時間切れで撤退が多い。

年末年始
天候に関係なく入山せず。その間に沢ルートが雪に埋まる。

09年1月
平地で厳冬期の雨続く。山は東南からの強風(烈風)。好天時はクラスト面に新雪。
05年~08年で、アイゼン使用は羅漢岩を入れ3回だったが、09年は必携行となる。

09年2月
荒天通行止め3回。サブの来馬岳は深ラッセル、クラストと週変わり。
この間にオロフレ標高1000m前後が積雪増。

09年3月
圧雪、クラストで新雪積み上げ少なくスノーシュー、アイゼンの爪が利く。

09年4月
春山模様になり気温も上がる。
羅漢岩の2ルートを予定したが、2週続けて好条件にならず終了。
来馬岳に視点を変え、すっきりルンゼを一本。


(夏)夏道ルート:(登)登別ルート:(壮)壮瞥ルート:(羅)羅漢岩ルート:(曲)大曲ルート:(来)来馬岳:
(止)通行止:(頂)頂上:(撤)撤退

08年
11/09(夏)(頂) 初雪登山
11/16(夏)    雪消え無雪期登山
11/23(夏)(撤) 新雪ラッセル深し 
11/30(夏)(頂) 前日トレース有り
12/07(夏)(撤) 潅木かぶさり多し
12/14(夏)(頂) 無風・晴れ
12/21(夏)(撤) ラッセル時間切れ

09年
01/12(登)(撤) 登別ルート解禁。小岩峰烈風
01/18(登)(頂) 無風・好天
01/25(登)(頂) クラスト上に新雪。アイゼン要
02/01(登)(撤) アイゼン使用。緊急有り頂上手前
02/08(来)(止) 5合目から頂上まで膝ラッセル
02/15(来)(止) 5合目から頂上までクラスト、ラッセル無し
02/22(来)(止) ラッセル、クラスト混合。頂上積雪多し
03/01(登)(頂) クラスト。スノーシュー爪利く
03/08(壮)(頂) クラスト。スノーシュー爪利く。三点支持耐風姿勢
03/15(来)(止) ラッセル、クラスト混合。頂上積雪変わらず
03/20(曲)(頂) 稜線腹のトラバース長い
03/22(壮)(頂) キレット下りからアイゼン。全行程クラスト
03/29(登)(頂) 友人同行。湿雪スノーシュー
04/05(壮)(頂) 友人同行。視界20mから快晴
04/12(羅)(頂) A沢。落石・雪崩危険度低
04/19(来)直登ルンゼ。雪壁トレーニング適
04/26 雨天中止




今日は来馬岳北東面の概念を把握する予定だったが残念。
今年は昨年に比べ残雪期間が長いのでもう少し楽しめそう。

現在、窓の外は天気予報通り、雨が湿った大きなボタン雪に変わり落ちてきた。



来馬岳北東面ルンゼ  4月19日(日)


昨年来、残雪期にオロフレ方面から見え、気になっていた沢に向かう。

それは、来馬岳北東面に派生する沢のうち、稜線に一直線に伸びている一筋のルンゼ・・





画像1は本日下山後、峠に向かう道路沿いから撮影。
画像2はオロフレ山羅漢岩稜線から昨年5月10日撮影。

           画像1                          画像2



DSCF0049.JPGスキー場から林道に入る。

冬季に氷筍(ひょうじゅん)を見に行く人が多いらしく、その名残が浮き出ている。

10歩に1回くらい、ズボッとなるのでワカンを履く。














DSCF0049.JPG30分ほど来たところでぶつかった、沢の上流にルートを取る。

沢は口をあけている場所も多いが、両岸の残雪に容易にルートを取れる。

奥の上部に、来馬岳からオロフレ山に続く稜線が真っ白く見える。














小さな尾根に上がったり、沢に下りたりして取り付き点を探す。
2万5千では毛虫(岩場記号)が一個なので、目印になると思ったが当てにならない。

しばらくすると、上部に伸びている沢が二つ出てきたのでどちらにするか迷う。
画像Aはデブリが有り、上部の木立が登攀意欲を削ぐ。
画像Bは雪崩れの跡が無く、スッキリと上部に雪渓が伸びている。ここが目的ルートであることを祈り、取り付く。

           画像A                          画像B



最初は傾斜も緩く、ワカン登高したが直ぐに後悔。

ワカンのままキックを2回繰り返しながら、ルンゼ中央の大木にたどり着く。

ここで一人分のテラスを作り、アイゼンに履き替え、念のためヘルメットを着用する。

ルンゼの幅は平均10mで、いつでも左右の喬木帯に逃げれるのが、岩壁に挟まれた羅漢岩と違うところ。


しかし・・・意思がそうはさせてくれない。









広がった頂上稜線が見えてきたが、ルンゼ取り付きから1時間を要した。(標高差250m位か)

さすが、北東に向くルンゼのせいか、季節特有の餅のような雪質で、刺すピッケル・キックステップに粘りが感じられ、オロフレ羅漢岩(南西向き)とは一味違う。

とはいえ、キックステップ、ピッケルの刺さりは浅く、「アドレナリンが結構出たかな」という登攀でもあった。




抜け切って緩斜面に入り、フーッと一息。





















頂上からオロフレ山の各ルートが一望出来る。

B沢左股は予想したとおり抜け口に黒い部分が見られ、時期は過ぎたようだ。















来馬岳北東面の斜度は岩壁、岩稜帯も無く、真正面から見てるせいで・・と、思っていたら違うものです。

さて来週のルートはどこに・・・。





峠道路の下のほうから見ると結構斜度がありました。



(いや、この画像は何故か極端過ぎる絶対に!!)

羅漢岩A沢  4月12日(日)


今日は羅漢岩A沢を予定。

3月半ばから下見を繰り返し、時期的に先週辺りと思ったが、当日は条件が悪く入れなかった。

今日は、この1週間の晴天に引き続き、気温が上がりそう。

できれば冷え込んで、曇り空になって欲しかったが・・・




3月29日に撮った遠望画像(T氏)
A沢は高度差200m。昨年登ったB沢左股より高かった。
無題-1-1-60.JPG



いつものように、トンネル副道のドアの割れたガラス部から外に出ようとしたら埋まっている。

ピッケルで凍ったブ雪のブロックを削り、一人分の空間を広げ、外に這い出る。












先週まで問題なかったのですが・・・。

          本日(4/12)                      先月(3/20)



ここでアイゼン、ヘルメットを着用し、行動開始。

遠望だと2本ともスッキリしたルンゼに見えるが・・

取り付きからB沢左股の抜け口は見えるが、A沢の上部は見えないので、都度対応になる。








軟らかめの雪面を、くるぶしほどのキックステップで登る。

何日か前の、頭大のブロックが数個あるだけで、デブリも無く雪崩れた様子も無い。

ただ、こぶし大の落石破片は多い。
しかし、B沢左股のようにルンゼ内に、頭大の落石は見られない。

洞窟があったので近くに寄って見るが、変わったことはなし。




中間部は斜度が落ちるが、氷結していたら慎重になる斜面ではある。














画像で見るとかなりの傾斜だが、実際はこれほどではない。

ただ先程と同じようにアイスバーン状態で、アイゼンのツァッケだけで登る場合は緊張すると思う。










A沢上部に1ピッチほどの快適そうな岩があるとは知らなかった。(快適と云っても羅漢岩特有の脆さはある)













遠望画像に見える、上部の抜け口にあたる逆三角雪面の一部。














終了して稜線に出る。

3月22日にこの周辺を偵察したが、完全氷化しており、滑落が恐くて近寄れなかった場所。(当然、ブッシュ帯は埋まっていた)











羅漢岩稜線の上部は、この1週間でブッシュが露出し、歩きにくそうなので、夏道があるはずのこの斜面をずっとトラバース。

夏道沿いに歩くようになったので、本当の春が来た事になる。










頂上の積雪は先週より20cm減。

頂上稜線の岩場は露出が広がっており、踏み抜きそうな中途半端な雪が被っている状態。

来週には夏道もかなり見られることになりそう。


下山は、登別ルートの3月以降限定の沢筋を下る。










B沢左股を今年もと思い、出合で状況確認している時、B・C・Dばかり見ていて気が付かなかったが、遠くから見ると左手にスッキリしたルンゼが・・・。

それがA沢で、上部がどうなっているのか、左右の岩壁はどんなものか、楽しみだった。

変哲も無いルンゼではあるが、好条件の時しか入れないルートというのは嬉しいものがある。


今日のB沢左股は、抜け口の雪庇が中途半端な崩れ方をしており、来週には登攀価値が無い状況。

羅漢岩の沢(ルンゼ)はシーズンにチャンスが1、2度だけ(平日は抜きにして)。

さて、次にどんな楽しみを与えてくれるかな(来馬岳も含め)。





尚、先週から文体の「です。ます。」調を止めていますのでよろしく。

春が2週間遅いオロフレ山  4月5日(日)


昨晩、雨が少し降ったようだが、天気は上昇傾向。

カルルス温泉駐車場で、先週同行したT氏がひょっこり。

新ルートの予定だが状態が悪ければ止めて、壮瞥ルートを同行することにする。



昨晩降ったと思われる新雪(湿雪)が、新ルートの障害になっているため中止して、T氏と壮瞥ルートへ向かう。




DSCF0049.JPG出合からガス模様で視界は50mくらい。

先週、スノーシューが頂上稜線で破断したため、今日からワカンを使用。

昔、スキー以外は全てツボ足という山行だったので、ワカンは初めての経験。













視界が無い(20~50m)ので頂上まで撮影“0”



頂上近くに来て少しだけ視界が開ける。

写真メインのT氏はガッカリ気分のようだが10分ほど経つと・・・。












雲を割って青空が広がり始める!

朝の天気予報より3時間遅れ。













下山に入り、振り返って見るとオロフレ山ブルー。

T氏はアングルを変え望遠も使い、カシャッ!カシャッ!

重いカメラを持ってきた甲斐がありそう。(私はコンパクトデジカメ。重いものは大嫌い)








帰路、1062ピークを下り、小岩峰への斜面トラバースに戻る所から振り返える。

登りの時(視界20m)。ここで「かすかに鈴の音が」・・。
そうするとガスの中から重装備の単独登山者が姿を現わす。

会話すると、「北海道の山と沢 くったら」さん。【徳舜瞥岳~オロフレ山縦走とのこと】

くったらさんのブログは以前から拝見しており、昭園ルートからの下見もしていたので近々かな、とは思っていました。


帰路から見たB沢左股の抜け口(鞍部の部分)。登路は3月22日の2枚目を参照。

冬季羅漢岩稜線でこの部分の下降が唯一危険であり、ここをクリアし、視界が良い条件ならば、後は問題がない。

同行のT氏に、ここの上部が完全氷結している場合、装備の問題から引き返してもらう約束だったが、湿雪が張り付いておりキックステップと少しのクライムダウンで下りられた。





下山後、T氏が濃紺の空をバックにした羅漢岩を撮りたいと言うので、トンネルの上に上がる。

T氏はカメラ2台と三脚持参で広角も駆使し撮影に忙しい。













平地が雨の場合、オロフレ山は湿った降雪になっているようだが、そろそろ落ち着いてほしいもの。

とはいえ、少しでも残雪期が長く続くよう願ってもいるのも私です。




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