今日は天気が保障されているようなので壮瞥ルートに向かう。

壮瞥ルートにも登別ルートと同じようなアーチがあった。
昨年までは右手を登ることが多かったが、今年は積雪状態の関係でやや左にルートを取っている。
クラスト期待でツボ足で登ってきたが、踏み抜きがあるのでこの斜面を終え、尾根に上がったところでワカンを履く。

1003ピークから着雪の少ない羅漢岩と結氷したクッタラ湖。

小岩峰尾根のちょっとした下りで片足を踏み抜く。
焦るとアリ地獄になるので落ち着いて這い上がる。
垂直の岩に沿って出来た隙間が穴になっていた。(ベルクシュルント)
どう見ても3mの深さがあり、身体ごとスッポリだったら這い出すのが大変。(小岩峰で一度経験がある)

頂上稜線の登りに入ると、10cm厚さの表層でワカンが滑るのでツボ足に変える。
そして下を見るといつの間にか二人組が後続して来ていた。

久し振りに視界の利く頂上。
ひょっとしたら今シーズン初めてかも知れない。

頂上稜線を半分くらい下りると、ケルン平の向こうを登ってくる人がいる。(ズームなので近くに見える)
後続していた2人組みは1062コル(頂上稜線下部)で引き返し、小岩峰尾根に姿が見える。
この単独者も行き交った後、どうするのかなあ~と思いながら、帰路の羅漢岩稜線から見ていると、1062コルでUターンした。
二組とも大曲ルートから来たようだ。単独者が頂上に行くには時間が遅すぎると思っていたが・・・。

小さい山だが良い山だ。
今日は午前中気温が高く、午後から急に冷えてきた。
このため往路に付けたトレースが、帰路崩れることなく使えて助かった。