今日は風の無い朝を迎えましたが、雪が真っ直ぐ降っており太陽は見えません。
天気予報は曇りです。
回復は夕方からのようですが、風が無いことを期待し、オロフレ山に向かいます。
ですが、いつもの通り山は風が強く吹いていました。
この標識テープは登別ルート開始時期から付けています。
視界が無い時、このルートの左手の沢状に入ってしまうと少し雪崩の心配があるし、右手は遠回りになります。
左は残雪期に沢を忠実に辿ると最短時間で稜線に抜けれることができます。
右は低斜度ですが時間がかかります。

ケルン台地のケルンです。
風の通り道になるコルにあるので、シーズンを通して必ず頭を出しています。
初冬の時期はこんな感じです。

頂上です。
2週間前は露出している鉄パイプの頭が30cmくらいで今日は15cmです。
三角鉄板岩から頂上までは、強風と共に細かい雪が顔面に吹き付けてきます。
そのためか、右目の瞼の開け閉めに違和感を覚えましたが、30分ほどで治ったので凍っていたかも知れません。

下山中に三角鉄板岩の下で撮りました。
1062ピークのコルからここまでの急傾斜で、何箇所か雪の着きかたが素直でなく、もがきながら乗り越えたりしました。

先週の「小さな雪庇が二つ、カエルの顔に見えた」のが、今日はくっ付いて一つの雪庇に発達しています。
とはいえ、スケールが小さく横幅15mくらいです。

登りの時、トラバース気味にジグザグに下りた斜面の登り返しです。
帰りの負担を軽くするために緩くジグを切っています。
小刻みな積雪のおかげで雪崩の心配はありません。

風の無い斜面から尾根に乗り越し、小岩峰方面に戻ります。
雪庇の上は風が強いので、尾根上の来た時のトレースは消えています。

ジグザグに登った斜面を、出合に向けてをいつものように真っ直ぐに下ります。
今シーズン初めて、最近、入山したと思われる登山者の痕跡がありました。
沢から稜線に上がったとき、右手方面に細切れのスキーと思われる跡。
小岩峰下のトラバースで進行方向の斜面が少し窪んでいるので、後追いしましたがスノーシューが何度も下に滑ります。
「スキー幅のラッセルだな」と思い進路変更。
1062ピークからコルに向けて何箇所かのスキー跡。
スキー不可の頂上稜線下部で何個かのつぼ足の跡。
オロフレ山の冬季ルートで唯一、ガイドブックで紹介されている大曲のスキー登山ルートから入山したと思われます。
来週からは厳冬期も終盤に入ります。
もう少しの間、厳しさを楽しみながら春を迎えたいと思っています。
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