今週は天気が良く、今日からの3連休も月曜日を除いて晴れマークが付いています。
しかし、朝起きてカーテンを開けると、灰色の雲が空を覆っています。
条件が良ければ壮瞥ルートに入ろうかなと思っていたので残念です。
8時55分にカルルス温泉の登別側ゲートに着くと車が4台並んでいます。
先頭はRV車で、3.7km行った大曲の上で停車。
登山者かなと思いましたが結果的にそのようでした。
下山時、小岩峰のコルで引き返した、スキーのトレースが確認できました。

出合から登りきって尾根に上がったところです。
今週は降雪がほとんど無かったのか、10cm以上は埋まらない適度なクラストした斜面でした。
通常はここの左手のほうで大曲コースと合流することになります。

小岩峰手前からの画像で赤線が登路になります。
天気が良くなりそうでならない曇り空です。
相変わらず、いつものように頂上は見えません。
ただ、珍しく風が無いので全然寒さを感じません。

頂上ですが視界は50mもありません。
先週15cmだったパイプの露出部分が、今日は40cmも出ています。
降雪が無かったうえ、気温も高かったのでしょうか?
高いといってもプラスの気温はありえず、陽の光が溶かしたのかな?
頂上で昨年5月に一週間で60cmの減少を見ていますが、2月としては考えられない積雪量後退です。

10m先の雪面に黒っぽいものが見えたので、手前を掘ってみると頂上看板でした。
積雪量がこのまま減少し続けることはなく、何度かドカ雪があって年間の帳尻は合うと思います。
ただ、雪解けは早いかも知れません。

この画像は登りに見えますが、頂上から10分ほどの尾根の下りです。
視界も回復してきました。
左手の東斜面に潅木も多く見られ、積雪量の少なさがうかがえます。
今年になって頂上は4回目ですが、頂上近くでコンタクトラインがはっきり見えたのは始めてです。
雪庇は小岩峰付近で昨年並みですが、1062ピークのコル周辺と、頂上に至る尾根での発達はかなり小規模です。

登別ルート出合の道路まで50mの場所からです。
正面はトンネルが出来るまでの旧道(廃道)です。
今は人が入ることはありません。

今日は14時前に下山できました。
雲りですが視界があるので羅漢岩を見に行きます。
トンネル入口から100mは風除(光が入る透明板)の部分で、外に出れる箇所があります。
雪庇が垂れ下がった状態でぶら下がっています。

羅漢岩です。
ピーク間の各コルには雪庇が見えます。
羅漢岩稜線はこの岩稜ラインを辿るわけではなく、裏の潅木帯に夏道があり、それに準じたのが冬のルートです。
ただ、二つの雪庇のそばは通ります。
羅漢岩出合を上から見たのがこの画像です。今日は青空は見えませんでしたが、風が無かったので暖かく感じ、ラッセルもほとんどなく、春山に近い快適な登山日和でした。
しかし、今時期の頂上での積雪量後退にはビックリしました。
昨年は市内の積雪量は例年より少なく、山は例年より多かった。
今年も市内の積雪量は例年より少なく、山はいまのところ?。
今年の市内の気温は例年より低く、真冬日(一日中気温が0度以下)が多かった。
例年通りが通用せず、経験値も生かせないのは、やっぱり異常気象が絡んでいるのでしょうかね。
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